六根清浄(ろっこんしょうじょう)
目、耳、鼻、舌、身、意
六根、執着を断ち心を清らかな状態にすること
六根は人間の認識の根幹である。それが我欲などの執着にまみれていては、正しい道
(八正道)を往くことはかなわない。そのため執着を断ち、心を清らかな状態にすることを言う。そのため不浄なものを見ない、聞かない、嗅がない、味わわない、触れない、感じないために俗世との接触を絶つことが行なわれた(山ごもりなど)。「六根浄」ともいう。
かつては登山の際に掛け声としても用いられ、落語「大山詣り」などにもその様子が描写されている。戦前までは富士山への登山の際にも掛け声として用いられたことが知られている
登山の際に用いられた結果、音便化し「どっこいしょ」になったという説がある。