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大麻 (神道)

 

大麻大幣(おおぬさ)は、神道の祭祀において修祓に使う道具の一つで、の枝または白木の棒の先に紙垂(しで)または麻苧をつけたものである。白木の棒で作ったものは祓串(はらえぐし)とも言う。

大麻」(おおぬさ)という言葉は、本来は「ぬさ」の美称である。「ぬさ」とは神への供え物や、罪を祓うために使用する物のことであり、主として木綿(ゆう)、後には布帛が使われていた。そこから、神事に使う布帛や紙のことを大麻と呼ぶようになった。

上述の祓具としての意味のほか、伊勢神宮から頒布される神札のことも大麻神宮大麻。この場合は「たいま」とも読む)という。

大麻は、祓う対象となる人や物に向かって左・右・左と振って使用し、これによって大麻が移ると考えられている。かつては、人に対しては祓を受ける人が大麻を手で引いて穢を移していたが、後に人に対しても大麻を振るようになった。 大麻で祓った後に、小さな榊で塩湯を撒く(振りをする)場合もある。 大麻自体を塩湯が煮え立った釜に入れて振り、無病息災を祈る祭事もある事から、本来は実際に体を洗うブラシのような使い方をしていたと考えられる


 大麻は神社、仏閣のお鈴さんに使われたり、注連縄に使われたりして、神事的に何かを結びつげつけるには、必ず大麻の繊維が使われていました。
神社本殿のお鈴さんを振ることで、神様のお使いである鳥に合図を送り、そして、天に合図を送るのです。
鈴を吊るすのに大麻繊維を使うのは、麻が吊られているマツリの状態の意味をもちます。子供の頃、地元でお祭りがあると神社に御幣をもらいにいきました。
御幣とは先端に大麻繊維がついている榊で、それを持って、山車のところへ走って行き、山車の御神木に縛りつけて麻を吊り、祭りの安泰を約束したものです